2015年9月1日火曜日

【めだか飼育でやってはいけないこと5選】めだかビギナーが学んだ飼育方法

めだかを飼い始めて早15日。

まだまだめだかビギナーですが、
少しでも快適に過ごしてもらおうと日々勉強中です。

そこで、今日はめだかを飼育する上で、

やってはいけないこと

に焦点を当てて勉強してみました。




やはり、めだかの学校の校長としては、
生徒の命に直結するような危険な目にあわせるわけにはいきませんからね。


なんせ初心者ですから、ベテランの方には当たり前だということも
何も知りません。


やってしまった。。。では遅いので

禁止事項5つにまとめてみました。


少しでもめだかに長生きしてもらい、
この飼い主で良かったと思ってもらえたら最高ですね。


それでは見ていきましょう。


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その1.塩素の抜けていない水道水を使う

水道水は中性なので問題なくめだかにも使えます。
目安はph7~9に収まる範囲内のもの。
しかし、消毒のための塩素は、人間にとっては無害でも
体の小さいめだかにとっては猛毒なので取り除く必要があります。



よくカルキ抜きと言われるものが塩素を抜くことと同じ意味です。
このカルキ抜きの方法は至って簡単です。
方法は2つあります。



1.水道水に塩素中和剤を使う
今すぐ水道水を使いたい人向けです。
塩素中和剤と言われるものが売られているので、
それを適量使えば一瞬でめだかにも使える水になります。




2.水を汲んで放置
こちらは前もって準備しておけば、カルキ抜き商品を買わなくても
めだかに使える水が作れます。
放置する時間は条件によって異なります。

・日中太陽光が当たる屋外の場合

  6時間以上置く 

・室内の場合

  2~3日置く
引用:引用元:キョーリン


※カルキについてもっと知りたい人はこちら↓
  カルキ(次亜塩素酸カルシウム):引用元wikipedia





その2.強い水流がある


普段のめだかは、田んぼや小川に住んでいます。
流れのない、あっても穏やかなところが住みやすい場所です。
つまり、めだかは長時間早く泳ぎ続けられる魚ではありません。


したがって、酸素を補給するためのブクブク(通称エアレーション)によって
強い水流が起きてしまうと、

めだかにとっては酸素が補給されるメリットより、
水流によるストレスのデメリットの方が大きくなってします。


ブクブクを使う際は、逆効果になる可能性もあるので細心の注意が必要です。
ブクブクをどうしても稼働したいのなら
水流が生じないよう工夫するか、弱めに設定してあげましょう。



また、ブクブクを使わなくても酸素を出す方法があります。
酸素を出す石水草(ホテイアオイなど)を入れることも有効です。
ただし、水草の場合は光合成が起きる日中に限られてしまいます。





ちなみに、水面が広いほど空気中の酸素が水中に溶け込みやすくなるので、
ブクブク無しでもめだかは十分生きられます。
水槽は深さよりも広さがあったほうが良いようです。




その3.水量・光量が足りない

水量篇

めだか最低限必要と言われている水量の目安は、

めだか1匹に対して水1リットル です。

出来ることなら、1匹当たり2〜3リットルが好ましいです。



めだかの数に対して水量が少なすぎると、
水中の酸素濃度が不足してしまい、酸欠になりやすくなります。
なので、余裕を持って水量を確保してあげることが重要です。
水量が多いほど夏場の水温上昇や冬場の凍結を防ぎやすい効果もあります。


もしこれ以上めだかを移すせる容器や場所がないという方は、
ブクブク(エアレーション)を使ってあげると良いでしょう。
もちろん強い水流が生じない程度に。



光量篇

続いて光量についてですが、めだか必要な光量の目安は、

出来ることなら日光が差し込む場所が望ましいです。

めだかは光が大好きなので、
日の当たる場所に設置するか、もしくは蛍光灯を付けてあげると良いです。

室内・・・明るい窓際もしくは蛍光灯の設置
屋外・・・→日の当たる場所(夏場の直射日光だけは注意)

と言った感じです。




日光に当てた方が良い5つの理由

・プランクトンの増殖を助けてくれる。
  →めだかの稚魚&成魚のエサになる

・紫外線が水カビを防いでくれる。
  →めだかの病気を防ぐ

ビタミンA、Dの生成を手助けしてくれる。
  →骨格形成や色ツヤを促し、病気に強くなる

光合成によって水草の成長を助けてくれる。
  →酸素を供給し、産卵床やリラックスできる隠れ家ができる。
   めだかの糞尿が出すアンモニアの分解もしてくれる。

・産卵しやすくなる
  →めだかを増やせる♪






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その4.天敵がいる


当たり前の話ですが、天敵がいたらめだかはすぐに食べられてしまいます。
ただでさえ泳ぎが速くないので、
狭い水槽の中で長期間生き抜くことはほぼ不可能です。

ということで、めだかの天敵をいくつか紹介しますので、
一緒の水槽に入れることはもちろんのことですが、
鳥などにも狙われないように気をつけて下さい。



めだかの天敵
▲めだかの天敵一覧



どうしてもめだかだけでは寂しい!
めだか以外の生き物と共存している姿をなんとしてでも見たい!
と言う方にオススメの生き物がいます。


唯一共存させても比較的安全と言われている生き物がこちら↓

ミナミヌマエビ
▲ミナミヌマエビ 
Photo by Sasapy - Minaminumaebi / CC BY 3.0  



ミナミヌマエビとは
2~3cm程の小さなエビ。
産卵も淡水中で行い、一生を淡水域で過ごします。

雑食性で、エサの食べ残し、藻やコケ、死骸まで食べてくれるので、
水槽をきれいな状態に保ってくれます。

寿命は1年程度。春から夏にかけて産卵します。

生きた小動物を襲うことはないとされています。
が、何事も100%安全とは言い切れません。
めだかですら共食いをするのですから、
ミナミヌマエビといえどを過信してはいけません。

特に卵や稚魚とは一緒にしない方が良いかもしれません。
めだかが2cm以上の大きさになってから、共存させた方が無難です。




その5.水質と水温の管理不足


水質管理篇

人間は生活している拠点の衛生管理が十分でないと、
感染症などの病気になってしまいますよね。
今でこそ、日本の下水処理などのインフラは整っているため、
不衛生さを感じることは少なくなり、病気も激減しました。
しかし、世界では未だに衛生環境の悪い場所が多くあり、
感染症は蔓延しやすい状況にあります。


話しをめだかに戻します。
めだかも水質が悪化すると病気になりやすくなります。
放ってっておくと、水槽中のめだか全てに病気が蔓延する恐れもあります。


したがって、水質の管理を怠らないようにしましょう。

ちなみに水質悪化の判断は、

・茶色や白く濁り、めだかが見にくくなってきた。
・緑水(グリーンウォーター)の色が濃くなりすぎた。
・めだかが病気になった

と思ったら、掃除や水換えをしてあげましょう。


めだかの水換え方法や注意点はまた別の記事で書いていきます。





水温管理篇

続いて、水温管理に関してです。
めだかはそもそも丈夫で飼いやすく、環境適応能力の高い淡水魚です。
変温動物ということもあり、かなりの温度変化にも対応することができます。

変温動物の特徴   引用元:wikipedia(変温動物)
変温動物は必要がないときは外気温と同程度の体温でいるため、エネルギー消費はかなり少ない。また、体温が多少変動しても正常な活動ができる能力があるということでもある。                              


一般的にめだかが生存できる水温の範囲は、

おおよそ1〜40℃と言われています。

40℃にもなれば魚にとって相当過酷な水温ですが、
40℃以上でも水温上昇が緩やかで、
長時間でなければめだかは耐えることができます。

しかし、めだかにとって好ましい水温ではありません。
温かければ温かいほど、活発になりやすいですが、
高すぎる水温では食欲が落ちて体力が落ちてしまいます。
人間でいう夏バテに近いかもしれませんね。



一方で13℃以下は低温とされ、めだかの動きは鈍くなります。
屋外の水槽で飼育している場合、
水表面が凍結してもめだかは冬眠して越冬することが出来ます。
水底の水温を4℃以上に保てれば問題ないです。
しかし、水温が一桁代にもなるとエサを食べなくなってくるため、
体力も落ちやすくなります。
冬眠するまでに体力がない稚魚などは越冬できずに死んでしまう可能性があります。
越冬させるためには、水温を高くしてエサを食べさせるか、
冬眠の前までに体力を付けさせる必要があります。



では、めだかにとって快適に過ごせる水温はというと

おおよそ20〜26℃ で、

最も活動的になる最適な水温は 23℃  と言われています。

ですので、最適な水温を維持することができれば、
めだかを元気に育てられますし、産卵させることも簡単です。

ちなみに産卵するのに必要な水温の目安18℃以上です。



めだかにとって最も快適な水温で飼育することが理想的ですが、
実際問題、時間帯や季節によって難しい部分があります。
そこで飼育する上で元気に育つ水温の範囲として、
15~30℃に収めることが出来れば上出来です。

なお大きな温度変化はストレスになるので、
一日の寒暖差が激しくならないように
すだれを使うなどして工夫すると良いと思います。

すだれは非常に便利です。
夏場は日陰を作り、水温上昇を防ぎます
冬場には水槽にかけておくことで過度な水温の低下と凍結を防いでくれます
また、小鷺などの鳥に狙われる危険性も減るので、
まさに一石三鳥ですね。





まとめ

いかがでしたでしょうか?

その1.塩素の抜けていない水道水を使う
その2.強い水流がある
その3.水量・光量が足りない
その4.天敵がいる
その5.水質と水温の管理不足

少なくともこの5つのやってはいけないことにさえ注意しておけば、
元々丈夫なめだかなら生きていくことが出来ると思います。

ただ他にも気をつけなければけないことがこれから出てくると思うので、
それに関しては、追々自分の体験をもとに追記していきたいと思います。



最後まで読んで頂きありがとうございました。

それでは、また次回お会いしましょう。



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